2017年12月10日日曜日

自ら選んだ我が道でした・・の(^^ゞサツキちゃん②

サツキちゃん、譲渡会参加中(^^)v
みなと猫の会
ペットのおうち
いつでも里親募集中

続いております(^^ゞ
かわいい仔猫ちゃん、いってて中猫ちゃん(中3くらい?人で言うなら)と思っていた
可愛らしいバジル2世(サツキのこと)。
この公園と学童とコミセンが同じ敷地に内に並ぶ、静かな場所に!
この広いこの場所にどこかに!生まれたての仔猫がおる!
なんてこと!
脳内映像では竜巻に巻かれ、空中を吹っ飛ばされていく感覚に襲われました・・
いや冗談抜きで。

ノラちゃんのお母さんは、大切な仔猫ちゃんを人の目にさらされないよう
本当に上手に隠します。
仔猫ごと保護したい私は、まずは仔猫を見つけなければいけません。
あまりにも捜しすぎて、母猫を追い詰めてしまうと母猫は、仔猫を連れて移動してしまいます。
過去にも何度も何度もこんなピンチ?に見舞われた私ですが
過去は勝算がありました。それは我が家の縁側にやってきた母猫をかどかわし、
仔猫がしっかりしてきた頃に自ら連れてきてくれたからです。
今回は・・・家から徒歩10分、近いっちゃ近い、が、しかし・・・
側で動向を見守れないのはかなり厳しいな、というのが正直な思いでした。
そして、自分の身体的にも、この場所に蚊に刺されながら猫を捜して張り付くことは怪しすぎました、ではなく、しんど過ぎました。

考えた結果、
「細っこいこの猫ちゃんが、何はなくても仔猫を産み落とし、今育てている。
私は餌付けしていなかった、誰かがご飯をあげている胡なのだ。
仔猫達がチラチラとそのうち出てくるはずだから、そこまではソッと1日1回は見に来よう、栄養価の高いご飯も置こう。」と決めました。
私が猫ちゃんにご飯を置く、と言うことは「必ず保護します!かかってらっしゃい」という意味合いになります。この胡とこの胡の仔猫達の猫生を私が責任持ちます、と言う意思表明です。
始まってしまったからには、投げ出しません。
ただ、タイミング的に私の身体はもつだろうか?暑くなっていくだろう。死なないようにしないと皆が迷惑するな、とは思っていました。
「緊褌一番」です。←私の好きな四文字熟語、ウフフ(^.^)

私は、夕方に子供を迎えに行くときにチラチラと猫の様子をうかがい、
子供が寝静まったあとに、猫ちゃんがいそうな場所にご飯を置き、朝出勤していく夫が皿を確認する、という日々が始まりました。
そうこう言っているうちに、私も放射線治療が終わり、子供の誕生日に合わせて時短ではありましたが、仕事復帰します。頭の毛はなくなっておりましたので、ウィッグをかぶっての仕事復帰、6月の下旬の事になります、しんどかったです。

そして、7月・・・
学童裏で見つけたオチビさん達、鳥肌が立ちました。
か、か、かわいい!
お出ましになりました!イエイ(^^)v仔猫ちゃんはなんと5匹もおりまして、
よくもまあ、あんな小さな体で5匹も育て上げたもんだ、と泣けてきました。
すごいな、頑張ったな〜
と感慨深い私。

このそばで、サツキちゃんが歯を剥いて鳴いてます。
「出てきちゃ駄目よ!」と。(苦笑)
この夏は、天候が穏やかでなく、大雨か台風か、の日々でした。
見つけたからには、早く!早く!保護しなくては。

私は、みなと猫の会のちび太郎さんに「本当に身体は大丈夫なの?」と心配されつつ捕獲器をお借りし、職場の同僚の美しきHさんにヘルプをお願いし、
仔猫達とサツキちゃんの捕獲に乗り出しました。
初日で、「いたいた、可愛い!」と5匹中に4匹を捕獲!
ただ、最後の1匹ちゃんがどうしても臆病で、匂いの強いご飯にも釣られず捕獲は出来ませんでした。
必然的に、お母さんであるさつきの捕獲もあとになります。
キ〜っとなりましたが、暑さと蚊に刺されるのと、私は9歳児を待たしているので時間の制限もあり、4匹のみで諦めました。

小さな仔猫、この子は私の手づかみで捕まった
ほし君。小さいです。
仔猫ちゃん一陣の4匹は、歯が生えていまして、離乳もいけるな、といった感じでした。
体重は450gから500g、小さめです。


まだレボリューションも出来ません。隔離の上、ad缶を
湯煎し、ねじ込み大作戦!
お母さんから離れても4匹一緒なので、わりと大丈夫な感じの4匹、なんとか食べてくれます。トイレもいけそう。

食べないとねじ込まれます(^^ゞ
この子は、雨くん
そして、翌夕は天候不良で断念し、翌々夕にも私はHさんと一緒に最後の1匹ちゃんと
お母さん猫である、さつきちゃんを保護しに行きます。
そこには、なんと私と同じ年頃の女性が、さつきと仔猫にご飯をあげており、(しかも懐かれている!)私達をにらみつけておりました。
「仔猫4匹を持って行ったのはあなたたちですよね?」と。
目は涙でうるうるしていました。
ずっとこの親子にご飯をあげ続け、見守ってきたのだと言います。

私は、なんとなく不思議だったサツキの生態に、全てが一本の糸で繋がる気がしました。この天候の悪い大雨、台風、こんな小さな体のこの子が5匹をも仔猫を育て上げられた理由は、この人がご飯をあげていたからだ、と。
でもお礼なんて言いません。

「返せと言われるのであれば、返しますよ。その代わり、こんな小さな子達はおうちの中でごはんをあげてくれませんか?
このまま外に置いとくんですか?
車に撥ねられたり、いなくなっても平気なのですか?調子が悪かったり死にかけてしまったら獣医さんに診せて下さるのですか?

でしたら、私が持ち帰っても、そんなに怒る事ですか?」と私は続けました。

女性は、獣医に連れて行ったら責任が生じる、と
家にはもう猫を飼っており神経質な子だから、他の猫を飼ってあげることは出来ない、と言われました。

ご飯をあげた瞬間からあなたの猫ですよ、責任もって下さい、とお伝えし、私達は話し合い、今回のこの子達までは私が保護させて頂く事になりました。
その他にこの女性が餌をあげている猫ちゃん達に関しては、「なごやかキャットサポーター」になって頂き、この方に一生涯お世話をお願いしました。
そして、この女性がササッと最後の1匹ちゃんとお母さん猫を保護し、(そこまでの私達の苦労はなんだったのか?っていうくらい簡単に抱っこしてました・・・(--#))
私は、家に持ち帰ります。

※その女性は、この後に私同伴で保健所に行って下さり、なごやかキャットサポーターになってくれました、そしてご自身がご飯をあげてたノラちゃん達の避妊・去勢手術をしてくれまして、今もお世話をして下さってます。
もう、あの学童裏から、こんな仔猫達がウロウロする事はなくなりました。

人と人は、同じ猫ちゃんを通して、話し合ったりわかり合ったり出来ます。
そして協力し合って一歩前進が出来ます。
早く、猫の遺棄や虐待がなくなりますように。←法律が変わって極刑が下るようになりますように、願ってやみません。

またまた続いちゃいます。









2017年12月5日火曜日

私は、試されているのか?な? サツキちゃん①

サツキちゃん♀1歳弱くらい絶賛里親さま募集中
ペットのおうち
いつでも里親募集中
例によって、またまた時間が空いてしまいましたが、
この間、私が何も猫ちゃん活動をしていなかったか、と言うと、そうでもなく
懲りもせず、猫活おばさんをしておりました。
本当に懲りない・・・(苦笑)

彼女と出会ったのは、6月の上旬でした。
ヨタヨタと子供を迎えに行った学童保育の入り口近く・・
その時期、私は働いていないくせに学童に小3坊主を預かってもらっていました。

梅雨入りがどうのこうの、ではなく、
その頃の私の身体は、
科学治療はおわったものの身体はパンパンに浮腫、重く、吐き気あり、
そして、放射線治療の真っ最中でした。
子供を迎えに行くのも奇跡的な状況で、

今でも思いだしては「よく身体が動いたよな〜」と感心するのは
クワイちゃん脱走事件の真っ最中でもありました。
前回、前々回参照です(^^ゞ
猫ちゃんの脱走の苦しみは、本当に計り知れない、脱走している本猫はもちろん辛い思いをしているでしょうが、人間もとてつもなく苦しいです。

(心ないことや言いたいこと言う人はこの際どっかに去ってて下さいませね。
邪魔なので。
死の恐怖から這い上がった私は、けっこう毒吐きます、すいません〜)

胡つぶの時とは違い、誰も悪くないんです。
でも胡つぶの時と同じように、探す人間は身が裂けるほど辛く、果てしない終わりの見えない苦しみです。
猫飼いにとって猫の脱走は、最強の地獄の苦しみなのです。
ヒカリちゃんママが必死に頑張っているのに、私が呑気にしていることは出来ませんでした。というより自然に名東区に通ったのです。体力が許す限り。

そんな中、出会った細い細い彼女、「メスだな」と顔つきでわかりました。

初めて会ったときのさつきちゃんガリガリでした。
可愛らしい顔^^
どうしよう。まだ仔猫だな、生後5〜6ヶ月かな、痩せているな・・・保護したいな。
私は葛藤します。
何でもない私(病気ではなくって、クワイちゃんが脱走していない状態の私の事)なら
サクッと保護して、獣医さんに連れて行き、避妊手術をして、家猫修行をして、
といつもの流れとなるはずなのですが、
その時の私の身体はヘドロのように重く、とてつもなくしんどく
この子を保護したら、クワイちゃんを探しにいく体力は残されない、
どうしよう。
どうしよう。
ああ神様ひどい、どうして私の目の前にこうしてひもじい思いをしていそうな猫を登場させてるのですか?
と天をにらみつけ、大きく溜め息をつきました。

私は試されているのか?

本当なら自分の身体を1番大切にしなくちゃいけない時に
今だから、「無茶やっとったな~」と思うものの、
その時はどんだけ無茶しているのかわかりませんでした。

猫ちゃんは、お腹が空いているらしく歯を剥いて「ニャーニャー!」鳴きます。
人に慣れているのか?でもこちらが寄っていくと一定の距離を保っています。
ごはんを置いたら負けです。
本当に最後までこの子に責任を持つ、と決めるまでご飯はあげちゃいけません。
もっと可哀想なことになるからです。

私は迷ったあげく、その子を深追いせず
クワイちゃんを探すことを優先します。
当然と言えば当然ですが、見捨ててしまったこの子のことを考えない日はなかったです。

「早くクワイちゃんを見つけなければ!」
「クワイちゃんが見つかった後に、ゆっくりこの子を保護すればいい。」
と言い聞かせます。
当時、この子のことは「バジル2世」と呼んでいました。
ヒカリちゃんちの先代の故バジルちゃんに色柄が似てたから(^.^)
なんとも歳がばれる命名・・・(苦笑)

そして、頑張り抜いたヒカリちゃんママから6月の15日に
「クワイちゃん、保護出来ました!」の朗報が入ります^^
彼女と出会って1週間経った時のことでした。

やった!私はすぐにクワイちゃんに逢いに行きました。抱きしめることは
クワイちゃん的にNGだったようで、叶いませんでしたが・・・

だってこんな感じだもの。
おかえり、クワイちゃん→ライムちゃん

そして、私はバジル2世ちゃんの保護に乗り出すのです。
もちろん、夫は「自分の身体のこと考えなよ」と大反対でした。
私は、ポロポロ泣きながら、「だって、じゃあどうして私は命が助かって、生きてるの?何のために?」と懇願しましたが
「子供の為だわい!」と真っ当な答えが返ってきました。はっはっは

結果、夫に折れてもらい(毎度毎度)
やはり、この子を保護することに。
そして、バジル2世の近くにサササッと近寄れた時に、私はガックリ膝をついて
脳内映像では、アゴが外れ地面についています。

なんとこの子は
おっぱいがパンパンに張っていまして、明らかに仔猫を育てているおっぱいでした。

ごはんを持ってきて!と鳴いてます。
小さな小さな体で・・・。

仔猫だと思っていたこの猫ちゃんは、なんとこんな小さな体でお母さんだったのです。
マジで???
この子だけ保護したら、仔猫が死んでしまう。
仔猫は影も形のありません。
ああ、どうしよう。

私はやはり試されているのか??

続きます。