2015年7月10日金曜日

胡つぶのことを考えない日はありません・・・

胡つぶちゃん、早く帰っておいで!
全ては私が悪いのです。それは大前提で書かせて頂きます。

そして今回、こうして胡つぶが行方不明になったことで、大切な胡つぶの命を危険にさらし続けているだけでなく、
我が家から,『団らん』とか『余暇』とか『談笑する』とか一切のものがなくなっていました。3月は特に苦しかったです。

2月以降の写真がないため、同じ写真が出てきますがすいません。

私はこんな思いをするためにコテコテのノラ猫だった胡つぶを保護し、何度も挫折を繰り返しそれでも不妊手術をし、時間を掛け、愛情を注ぎ,家猫修行を1年以上も頑張ってきたわけではありません。

悔しいです。

いなくなった!とわかった頃、
我が家は,市松の容体がどんどん悪くなり、朝1回だったインシュリン注射が朝と夜になり、週に1回だった猫の病院通いが3日に1度になり、1日おきになり、
尋常でないくらい苦しかったです。

そして私は人間の子供がいます。6歳です。
6歳というのは言い方が悪いかも知れませんが,猫ちゃん達よりも手がかかり、お留守番も一人では置いとけない存在です。そして何よりも大切な存在です。
そして、やはりどんだけ猫ちゃんを愛して止まない我が家でも
やはり人間の都合が1番でなくてはいけないのです。

そんな6歳児の卒園が控え、入学式が控えていました。準備もたくさん!
もっと穏やかな気持ちで息子の色んなものを準備してあげたかった、けれども私にそれは許されませんでした。

苦しかったです。

いなくなった、とわかってすぐに
友人がポスターを作ってくれました。貼って頂ける所には貼って頂き、
手渡しできる人にはもらって頂きました。
くるねこ大和さんのブログに掲載して頂きました。感謝感謝です。

子供の事や市松の事で身動きの取れない私の代わりに
友人達が胡つぶのことを探しに蟹江まで通ってくれました。涙涙でした!
私か夫は、どちらかが3月いっぱいは毎晩、ご飯を置きに港区から蟹江に通いました。

電話やメールで目撃情報や詳細を教えて、とご連絡を頂きました。
嬉しかったです!

私達は、いなくなった場所から近いところ200軒にポスティングをし、
情報が得られないと、又100件ポスティングの地域を増やし、
回覧板に貼り付けて回して頂きました。
休みの日の早朝には現場付近を徹底的に歩き,探しました。
朝7時には私は市松のインシュリンに戻らなければ、いけない、
子供のことをしなければいけない、色んな制約の中必死でした。

もちろん、警察に届け、役場の環境課に届け、動物保護センターにも届けは出してあります。
最初は里親本人の届け出でないと受理できない、と言われ
怒り狂って理由を話して、すぐに私の名前で出来るようになりました。
本当にあの頃の私の神経は尋常ではなかったと思います。
今思えば、よくあの状況で,仕事も市松のこともやりきったな〜と・・・
支えてくれる全ての人のパワーでなんとかなっていたのですね。

そして、胡つぶへの思いでなんとかやってきたのでしょう。この果てしない捜索、
空を見上げ何度も声をあげて泣きました。

悔しい

こんな事のために、胡つぶを慈しんできたわけじゃない!

こんな事にするために,今までやってきたわけではない!

悔しい悔しい悔しい

私の心の中はいつも、そんな感じでした。

なぜ、里親ではなく保護主の私がこうして矢面に立って、
胡つぶを探しているのか、
お察し下さい。

里親は、胡つぶを逃がしてしまった事はわざとではなかった、と思います。
人馴れの悪い胡つぶを里親に託した私が1番悪いのは当然ではありますが、

「なぜもっと早い段階で」「なぜ私に相談するなり,逃がす前に私に返してくれれば」と思っています。
その上に土地勘のない胡つぶを、探すことを拒否し着信拒否です。
「申し訳なかった」の一言もありませんから、そういう人に渡した私が愚かすぎたとしか言いようがないです。

そして「まだ人馴れしてないから」「男の人で一人暮らしの人は里親はお断りしている」と胡つぶを里子に出すことを躊躇する私に
「この人は大丈夫だから」「ものすごくいい人だから」と奨めてきた「間に入った人」は
今回の事は「もう関係ない、あとは2人でやってください」との事でした。

私と夫はこの二人に体中の血が逆流するかの如く怒りを覚えましたが
「まずは胡つぶを見つけてから!」と今の今まで踏ん張ってきてます。
そろそろ、これくらいの毒は吐かせて下さい。
そして里親募集をしている全ての保護主さま、「大丈夫です」と簡単に言う人は絶対信用しないで下さい。

(伝えるべき方々には、↑この人達の情報を流し注意喚起をしています。)

保護したての頃の胡つぶ 絶賛警戒中

私より早くに現地でビラまきをしてくれた、紬ちゃんママありがとう!
一緒にポスティングに回ってくれた「みなと猫の会」のOさん、ありがとうございます!
私の猫先輩の菜々子さん、毎週のように探しに行って下さりありがとうございます!
ミミくんのパパ、ママ、早朝から探しに行って下さりありがとう!
カンロちゃん繋がりのYさん、FaceBookみてすぐに探しに見に行ってくれてありがとうございます!

そして、蟹江の心優しい皆さん、愛西市の皆さん、たくさんの目撃情報ありがとうございます!
警察の皆さん、役場の皆さん、保護センターの皆さん、ご連絡を頂いて感謝します!
HPに貼り付けて下さっている全ての皆さんに感謝感謝です!
何度言葉を重ねても足りないくらい、ありがとうございます!

未だに胡つぶには会えてませんが、必ず生きています。
引き続き、よろしくお願い致します。なにとぞなにとぞよろしくお願い致します。

戻って来たらば、もう里子には出しません。
当然うちの子です。

早く帰ってきて,お願いだから。





預かりさん、辞めました(^^)


寝室の妖精「白くん」
久しぶりになります,何から書いて良いものか・・
ひとつずつご報告をば^^

預かり猫ちゃんであった白くんが、正式に我が家の猫ちゃんとなりました。
牡丹(ぼたん)くんです。『立てばシャクヤク、座れば牡丹〜』の牡丹です(笑)。牡丹雪の牡丹です。ボタッとしているからではありませぬ。『お餅』と最後まで迷いましたが(苦笑)
よろしくお願いします(^^)

胡つぶのことがあって、すっかり「里親募集」活動が怖くなってしまったのもあります。
(この件に関しては、またきっちり書かせて頂きますね。たくさんの方にご心配頂き,申し訳ありません。)
足の不自由な白くんが不憫であったから、我が家に迎えてあのではありませんよ。
彼の存在が我が家に必要なのです。
彼がいることによって,
私達家族は、人間も猫も非常に苦しい時期をなんとか乗り越えて来たという感じです。

胡つぶが里親の所へ行った翌日の譲渡会から、私は「預かりさん」となり白猫の白くんを持って帰って来ました。
彼は,後ろ足が悪く靱帯が伸びきっているため、ケージに入れたりキャリーで運ぶのも
曲がらない後ろ足であっちこっち引っかかり、おっかなびっくりで我が家に来てもらったのですが・・・

何のことはありませんでした。

彼はドドドッと階段を駆け上り,駆け下りて、忙しく行ったり来たりする私の歩幅と同じように行ったり来たり、
キャットタワーの天辺まで駆け上り、鎮座するタマリに猫パンチを頂いては、
困った風な顔をこちらに見せたり、

「わぁ♪行けないところはないね〜」とかなんとか言っているうちに
ウカウカッと脱走までされたのであります。肝を冷やしました・・
白くんがどこにもいない、押し入れの何処かか?
いない、いない、

「胡つぶがいなくなって、その上白くんも?」と後ろに倒れそうになりました。
「まさか白くんが人間をすり抜けて,脱走なんて」と決め手掛かっていたのです。
甘かったです。

彼はしっかりと人間をすり抜けていました。
そして、
出たは良いけれど,お外は怖かったようで家の裏の側溝で確保しました。
白→グレーに変色してました(苦笑)
それでも10時間以上、いなかったんです。ゾッとします。

そして、

彼の性格の良さと言ったらば、もう!大きな体と比例したおおらかな性格、
人が側によるだけで,グルグルグルグルと大きな音で喉を鳴らし、
彼は,私のベッド下を居城と決め、ベッドで横たわる私が下を覗くと、↑ああして目が合ったりなんかします。至福です!

きゃわいい!

寝室の妖精達、右は胡ぶりです^^
そして、こういうグルグルゴロゴロとなつっこい音を始終立てているこの側にいるのは安心なのでしょうか?
まったく人間に懐いていなかった,保護から1回もケージから出してあげることも出来ず、人が側に寄るとビクビク身をすくめてしまい、撫でることも出来なかった胡ぶりが!
「出たいニャン」と鳴きまして(私はほぼ猫語がわかる女です、ふっふっふ)

お?
1度も出してあげたことないけど、いいかな?元に戻せるだろうか?
家の中でノラ生活をされると困るな、とかなんとか色々考えたのですが・・
少し出してあげて,走ったりノビノビ出来れば良いかも?とか思い、えいっとケージから解き放ってみました。

胡ぶりは白くんの側に駆け寄り,スリスリゴッツン、そしてその日からケージに戻ることはありません。
だって、いつもベッド下にちゃんといるのです^^
時には白くんと身を寄せ合って、まるで餅にあんこがかかっているかのような・・
時には一人、距離を置いて
時には市松と3匹で、
カメラを向けると少し後ずさりをしてしまうけれど、そんなの上々です。脱兎の如く逃げないだけでも「すごい」大進歩どころではない大進歩です。
胡ぶりは気づいていないですが,白くんを盾にナデナデ出来たんです!
してやったりです。ビックリ〜(苦笑)

『白くん効果』と私と夫は言っていました。
今現在では、少しビクつきはありつつも向き合ってナデナデ出来るこの幸せ^^
寝室の妖精達2 泣けます。
もともと寝室は,市松の縄張り?というかホームというか,市松はいつも私の胸の上で寝る子なので寝室が縄張りなのは当然なのですがσ(^^)
少し気難しい市松にソッと寄り添うように出しゃばらず,押しつけがましくせず、でも寄り添っている・・

あ〜人間のオスが全て白くんのような性格だったらば、戦争・紛争はもちろん勃発せず
女性が働きやすい、子育てもしやすい社会が難なく出来上がっていることだろう、と深く頷く私でありました。

やるな、白くん^^

大きな体で、足の不自由さもあってか白くんはうちのどの子にもケンカを売らず
「仲良くしようね」とお腹を出したり,匂いを嗅ぎ合ったり,頭をスリスリゴッツンしたり、スッと溶け込み
人(私ですな)が,「胡つぶ〜」とワンワン雪を見上げ泣いていると体をズッシリと預けて寄り添ってくれたり。

オトコの中のオトコだね。
こう見えて私のベッドの真下^^ん?
胡つぶが行方不明となり、胡つぶの母さんである胡ぶりに謝り倒す私達、
「ごめんね、絶対見つかるからね、あんたの大事な娘をこんな事になって本当にごめんね」と泣く私に猫パンチを浴びせた胡ぶりでした。

ケージ生活中の胡ぶり(胡つぶの母)
睨んですように見えて切なかったです。

そんな中に颯爽と割って入り「まあまあ」(と言っているかどうかはさておき)と胡ぶりをペロペロ舐める白くんであります。
出来た奴、出来るオトコです。
猫パンチの後の胡ぶり この距離はあり得ないくらい近い^^

寒かったこの春、苦しくて大変だったこの春、白くんの存在が私に笑顔をくれました。
「これは、手放せないぞ」

みなと猫の会のOさんに「白くんを我が家に下さい!必ず幸せにします!」とお願いし
笑って承諾を頂いて、「牡丹くん」となりました。
我が家のコです^^

そして、猫の先生の洗礼を受け
先生は,牡丹くんの耳カットに少し切ない顔をし、
「預かりさんという言葉がなくなるといいね」とおっしゃいました。
本当ですね。
全ての猫ちゃんが愛され,終の棲家である『おうち』が与えられるといいな。

道のりは遠いけれど、
私もそろそろ動き出さなければ!

ピョンコと椅子に飛び乗る牡丹♡
そして、おまけ
里親さまからオレオくん&セサミくん(みみずく)
なんて可愛いのだ!何かのCMかい?
ミミくん、ごめんね,君の胡つぶ母さん、きっと見つけるから!きっと帰ってくるからね。
里親さまからのこんな写真が私の支えで,元気にしてくれます。

も一つオマケ
譲渡会をお休み中、アンニュイな冬胡