2012年10月8日月曜日

空気は読まない猫

ボノ君(曙くん)が我が家の近くでワ〜オワ〜オとケンカばっかりしているのを
見かけるようになったのが、もう4年前のこと。

「まだ若い猫だね。」とかなんとか言いながら
窓からオス猫のケンカを見ていたのを思い出す。
うちの子(人間)が産まれたばかりで、ずっと家の中で子育てをしていたため
私は窓からずっとボノ君の日々を見ていたのだ。
本当にケガばっかしして!
いつもどこか血を流し、ムスッとこちらを見てヒラリッといなくなる。

ボノ君はどんどん大きくなり、この辺のボスの風格。
やはりケンカばっかりだった。
そうして又季節が変わる。
私は縁側でボノ君に(他の子にも)ご飯をあげていたけれど
うちのご飯だけではあんなに大きな体を維持は出来なかったであろう事から
どこかにご飯をくれる人がいたのであろう。

しかし、いい加減な人だったのも確かで
ボノ君はお腹ぺこぺこで我が家の縁側にベッタリいる時もあれば
1週間ほど顔を出さない時もある。
そして何より気がかりは、ボノ君のケガの酷さだ。

明らかに人間の手が加わっているかのような皮がベロンと剥けて首に
ぶら下がっていたり、尻尾の毛が燃やされた?感じだったり。
私は不安になる。
 ノラ君であろう事はわかっていたけれど
ご近所の方にボノ君の飼い主がいないことを確認して
(いたらいたで厳重注意だわさ)
捕獲→去勢手術

そして少しずつおうち時間を増やし、家猫修行を積んだ(笑)
ここ何ヶ月かは家から出していない。脱走もさせていない。

そしてビックラしたのは、ボノ君はとてもとても人間が好きで好きで
なつっこくなった。
私のお膝が空いていようものなら、ドッカリと前足を中心にして乗っかっている。
どんなに忙しくしていても、動きが止まれば乗っかってくる。
可愛いけれど・・・かなり重いのだ。
寝ていて苦しくて死にそうになって目が覚めると
ほぼボノちゃんが乗っている。

他の子では、命の危険までには及ばないのだけれど。

ボノちゃんは空気が読めない。
人間の子がお漏らしして、もうっ!とか言いながら
片付けている私の膝に乗っかっているからだ・・・
「なぜ今?」と思うけれど、
ボノちゃんは空気を読まない。

ボノ君、君はきっと幸せになるよ!


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